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”人とのかかわりは育てる、守る、与え続ける”
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目次
❁作品概要
近づきすぎてもうまくいかないし、遠すぎてもうまくいかない。ほんのちょっとのことでゆらいでしまう――。対人関係は、そのように一筋縄でいかないもの。人とのほんとうのおつきあいは、自分の眼で相手を選び、相手の眼で自分を選んでもらうことから始まります。
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本書では、『暮しの手帖』編集長、書店経営、文筆業と、忙しい日々のなかで活躍を続ける著者が、自身の経験から見つけた人間関係を大切にはぐくむヒントをまとめました。
「愛情を伝える」「待たせない」「断られ上手になる」「いない人の話をしない」など、人とかかわりあいながら心地よく暮らすためにできることを紹介。
文庫版特典として、シンプルな中に物語が見える独自のスタイリングで人気のスタイリスト・轟木節子氏の解説を収録。
「ありがとう」の言葉が、心にあふれてくる一冊。
❁感想
最近あの人と、あの子とうまくいかない...何だかぎくしゃくしてしまう。
特別に何かがあったとか、そんな訳ではなくて。
何となく気まずいなとか。そんな時ってありませんか?
”近づきすぎた”
そのフレーズがすとん、と自分の中に落ちてきました。
あの人と、仲良くなりたい
あの子ともっと遊びたい
”近づきたい”
誰もが持つ感情であるのに、近づきすぎると上手くいかなくなる。
不思議なものだと思います。
私は今、身をもってそれを体感しているので余計に響きました。
私が自分から離れた人、逆に私から離れていった人、あんなに仲が良く濃い時間を過ごしていたのに、時間が進むにつれて、私たちの関係性や気持ちは変化していく。
男女のお付き合いでも、友人関係でも、家族でも、程よく距離を置かないと、きっと甘えが出てきてしまう、わがままになってしまう。
”親しき中にも礼儀あり”
これを忘れてしまう人が多いのではないかと思います。私もその一人です(;´・ω・)
あのキラキラした日々を思うと、離れることも離れていく事も、やっぱり惜しく感じて、
悩んで悩んで無理して付き合い続ける。
それを繰り返していました。でも今は、それじゃいけないと分かっています。
”人と人との関係は伸び縮みするもの”
”近づきすぎたと思ったら、少し距離をおくこと”
本書のお陰で勇気を持とうと思えることがありました。
いつでも自分の気持ちに真っすぐに、
他人ではなく、まずは自分とつきあっていく事を大切にしたいと思います。
人間関係を構築するうえで大切なことが書かれている1冊です。
そっと自分の背中を押してくれました.。o○
松浦弥太郎さんは、以前から気になっていた作家さんの一人です。
手に取る機会が中々なかったのですが、友達が読んでいたこともあり快く貸して貰いました。
エッセイ本なのですがとても読み進めやすかったです。
そしてまんまと好きな作家さんの一人になりました.。o○
❁言の葉メモ
”人間関係は、今日や明日のことを考えるよりも、
1年先のことを考える方がうまくいく”
”人と人とのつながりにおいて大切なのは対話”
どんなに親しくても分かっているつもりでも、対話を省いてはいけない
”相手を尊重して嘘を受け入れる、そういう愛情表現もある”